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対話ができる社会

年賀状と合わせて、奈良に住む知人から、こんなメッセージをいただきました。
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私は、ネットでは別ですが、親しい方々に送る年賀状は、もう何年も前から、おめでとうという言葉を書きません。
へそ曲がりなのか、どうも新年がおめでたいと思えない世界の様子があるからです。
で、毎年、去年読んだ本の中で、一番心に残った言葉を書いて、送っています。

今年は、去年読んだ「マーガレット・ウィートリー」の「もしもあなたの言葉が世界を動かすとしたら」から、選びました。
長くなりますが、こんな文章です。

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# by assertivejapan | 2005-01-11 12:40 | 汐生の思い

今年の書きぞめ

事務所で5日、仕事始めにスタッフみんなの年末年始のニュースを聞きました。
みなさん、それぞれに笑いあり涙ありの年末年始。
個人的に大うけしたのが、Uさん一家の書きぞめの話です。Uさん宅では毎年今年の目標を立てるのだそうですが、今年は上のお兄ちゃんの冬休みの宿題をかねて、一家で書きぞめをしたそうです。

「で、なんて書いたの?」
「いやあ、私の夫はタバコをやめて8キロ太ったんだよね。だから、書きぞめの言葉は、『豚体改造』。肉体改造ではなくて、“豚体”なわけ」
「あっはっはっ。それじゃあ、Uさんは?」
「私は『清掃生活』。ちゃんと毎日掃除するんだ」
「・・・」
横からすかさずKさんが、「私は、『早寝早起』!」
「そんなの、あまりにあたりまえジャン」
なんて話しながら、和やかに今年の仕事は始まりました。

笑い話とはいえ、年始の目標というものを四字熟語で作ってみるというのも、なかなか面白いかもと思い返し、自分自身に問うています。
私の今年の目標は何だろう。
最初はかっこよく“希望を持って空に羽ばたく”って、四字熟語でなんて言うんだっけ・・・なんて考えていましたが。
「こころざしを持って一緒に歩く」かなあ。

これを四字熟語で何と言うのでしょうか。

「有志共歩」でしょうか、ねえ・・・。
みなさんの年始の目標は何ですか。
# by assertivejapan | 2005-01-07 09:02 | 事務局から

沖縄の海を見ながら

年末は仕事を兼ねて、沖縄に行ってきました。古い友人に会うということもありましたが、久しぶりに沖縄の地を踏んでみたかったことが一番。島の南部から北部まで、そして半島から米軍基地まで、くまなく走って、歩いた1週間でした。

沖縄の海を見ながら_b0010650_15401966.jpg楽しんだのは、古い沖縄の民家の赤いかわらの屋根に、シーサーがちんと座っている姿。古い民家のシーサーが、芸術的にいろんな顔をして迎えてくれます。観光地化されていない普通の人々の生活ぶりを、何気なく見るのが大好きで、小さな道を見つけると、つい入っていってしまいました。

細い路地を入ると、思いもかけず小さな家の赤い門にぶつかったり、ハイビスカスの赤や黄色が頭の上でささやいていたり。道を歩く年配の方々に、頭を下げて、「こんにちは」。国際通りのにぎやかさとは対照的に、静かな空間がそこにありました。

沖縄北部の海は、あいかわらず透き通るような青で、心が洗われるようでした。

沖縄の海を見ながら_b0010650_15404362.jpg読谷村の残波岬から海を見たときも、海と空の大きさに息を飲みました。ものすごい強風でしたので、冬の海は大波で、波しぶきが岬の上までかかってきました。読谷ビーチの海は、折からこぼれる太陽の光に反射して、信じられないほどの青い色。車をとめて、いつまでもその色に見入っていました。

沖縄では毎日のように、津波被害のニュースを見ていました。現在では、犠牲者が15万人を超えるとか。フィリピンでもそうでしたが、南の国では、大都市中心部以外は簡単に作られた平屋の家ばかりですから、津波であっという間に流されてしまったんでしょうね。

今年はどんな年になるのでしょうか。悲しい年明けです。
今年はどうぞ良い年でありますようにと、心の中で手を合わせています。
# by assertivejapan | 2005-01-04 15:40 | 汐生の思い

明けましておめでとうございます

雪の年末を迎えた東京は、白い雪に真っ青な空が映える新年を迎えています。
おかげさまで、昨年は無事にアサーティブジャパンを法人化し、法人アサーティブジャパンとしての活動を開始することができました。
みなさまの、あたたかい励ましの声をたくさんいただき、心から感謝しています。
本当に、ありがとうございました。

去年は、東京都からのNPO法人の認証を4月に受け、それから年末まで、事務局内外での新しい仕組みづくりにてんやわんやの半年でした。秋からは全国のトレーナー会員、準トレーナー会員の方々との話し合いと、法人への会員参加のお願いをしてきました。
新しい年を迎えた今になって、やっと、事務局体制も整ってきました。

今年は、どんな年になるのでしょうか。

年末には、スマトラ島沖の大地震と津波により、信じられないほどの規模での災害がありました。ちょうどその頃、私は沖縄にいましたが、青い海を見ながらタイやフィリピンの海を思い出しておりました。
いたたまれない思いを抱えて、東京に戻ってきたところです。

アサーティブジャパン事務局では、今年度末まで引き続き、あわただしい日々が続きます。現在養成講座受講中の方々の認定研修、そして来年度の準備やらに追われながら、きっと3月まで走り続けることでしょう。

どうぞ、みなさまにとって、今年が良い年でありますように。
本年もどうぞよろしくお願いします。

森田汐生
# by assertivejapan | 2005-01-02 12:12 | 事務局から

時間をかけて作り上げるもの

師走に入っても走り続けていた事務局ですが、週末に静岡、大阪、そして東京でそれぞれ体験講座や基礎講座が開かれ、今週からやっと一息つくことができそうです。

ある意味「現場」に出ることがあまりなくなった私ですが、この週末は、一般の基礎講座にアシスタントとして参加し、参加者の方々の熱い思いをたくさんいただき、感動して帰ってきました。学校の先生、福祉関係者、企業の人事部の方、フリーのコンサルタント、会社の営業職の方などなど、本当に様々な人が様々な思いをもって講座に参加されていて、お一人おひとりの言葉が心にしみてきました。

アサーティブネスを広げる活動を始めて、今年は11年目。丸10年目の節目に、アサーティブジャパンを法人にし、もっと社会的な活動へと衣替えをしてきました。

法人をつくる過程には、本当に時間がかかります。法人化する!と宣言してから1年かけて法人化し、それからまた1年かけて内部と外部の枠組みや関係作りをしてきました。

その中ではけんかも涙も笑いもあり、お互いの共通点がはっきりしたこともあれば、違いが明確になったこともありました。その中で、再度、アサーティブジャパンのミッションを明快な文章にして書き上げようじゃないの、夢をでっかく語ろうじゃないの、というのが、今私の立っている地点です。

時間をかけ、プロセスそのものを大事にするということが、この1年間で学んだ一番大きなものだったような気がします。

どうぞ、みなさんも、よいお年をお迎えください。

そして、また来年もよろしくお願いします。
# by assertivejapan | 2004-12-20 14:47 | 事務局から